
英検のライティングやスピーキングで意外と点数を落としやすいのが、冠詞 “a” と “the” の使い方です。
「単語や文法は分かっているのに、なぜか冠詞を間違えてしまう」という生徒さんはとても多いです。
この小さな一文字が、合否を分けることだってあるかもしれません。
なぜ「a」と「the」は間違いやすいのか?
日本語には冠詞がありません。そのため「a」や「the」をつけるべきかどうか、感覚的に判断しづらいのです。
さらに学校の教科書では「初めて出てきたものは a、みんなが知っているものはthe」と説明されますが、これだけでは不十分ですよね。
たとえば、次の二つの文を比べてみましょう。
・I went to the library yesterday.
・I went to a library yesterday.
どちらも正しい文ですが、意味が違います。前者は「いつもの、相手も知っている図書館」。後者は「どこかの図書館」で、相手は特定できません。こうした微妙な違いを知らないと、作文で減点されてしまうのです。
具体的な使い分けのイメージ
・a = 1つの/とある(まだ相手が知らないもの)
・the = あの/その(話し手と聞き手が共有しているもの)
例えば「犬が庭にいる」と言いたいとき、初めて話題に出すなら “a dog”。
その犬について話を続けるときは “the dog” になります。
この感覚をつかむには、「初登場はa、二回目以降はthe」と意識して練習すると分かりやすいです。
英検作文でよく出る冠詞の注意点
英検のトピックには「教育」「環境」「テクノロジー」といった抽象名詞がよく出ます。これらは基本的に冠詞をつけません。
・Education is important for everyone.
・Technology makes our life easier.
ただし例外もあります。例えば「the Internet」は必ずtheをつけますし、「the environment(環境全体)」もtheが必要です。
私の生徒さんでも、作文で “Environment is important” と書いてしまうケースがありました。正しくは “The environment is important.” です。こうした細かい違いが、合否を分けるポイントになるのです。
実際のレッスンでやっている対策法
私の教室では、生徒さんに短い例文を出して “a / the / 無冠詞” を瞬間的に選んでもらう練習をしています。
最初は迷っていても、繰り返すうちに「感覚」で選べるようになります。
また、英検の作文を添削するときには、内容よりもまず冠詞を重点的にチェック。
「単数か複数か」「冠詞が必要かどうか」を一文ずつ確認することで、確実に正しい英語が書けるようになります。
自分一人で勉強していると、冠詞の誤りは気づきにくいものです。だからこそ、即座にフィードバックがもらえるレッスンが効果的なのです。
〈Takeaway〉ここが大事!
“a” と “the” の使い分けは、知識として知っているだけでは不十分です。
実際に使ってみて、直してもらうことで初めて身につきます。
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